格式高いフレンチの楽しみ方

フォーマルな席でのお食事として人気

フレンチ(フランス料理)は中華、トルコと並ぶ世界三大料理の一つです。
その高度な調理法と洗練された味、美しい盛り付けは西洋料理の代表として世界中で愛されています。
各国の晩さん会などのフォーマルな席でのお食事として、厳格なマナーが定まっているのもその特徴です。
特別な日に高級フレンチを楽しむため、今回はそのマナーやコースについてお話します。

ドレスコード

高級なフレンチレストランには、ドレスコードがある場合が多々あります。
最高級「グランメゾン」に位置するレストランの場合は、男性はスーツにネクタイが絶対です。
女性はワンピースまたは女性らしいスーツが望ましいとされています。

コースの内容

フレンチのコースはアペリティフ(食前酒)で始まります。
アミューズ(小前菜)、オードブル/アントレ(前菜)、ポタージュ(スープのことですが前菜として省略されることもあります)と続くここまでが前菜に分類されるものです。
次にメイン、魚料理の場合はポアソン、肉料理であればヴィアンドと呼ばれ、片方を選ぶまたは両方が出てくる場合もあります。
メインが両方出る場合には間で、ソルベまたはグラニテと呼ばれる氷菓が口直しとして提供されます。
この後は食後のお楽しみとしてフロマージュ(チーズ)、デセール(デザート)、カフェ(コーヒー)で終了です。
ちょっと呪文のようですが、これだけ覚えておけば選択式のコース選びでも困らずに済みます。

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ナプキンの使い方

高級なお店に行って迷いやすいのがナプキンの使い方です。
こちらは飲み物が運ばれたタイミングで、半分に折って太ももの上に掛けましょう。
口や指をぬぐう際には、半分に折った内側でふき取り、汚れた面が外に向かないようにします。
中座する時には、半分に折ったままで椅子の背にかけてください。
食事を終えたらテーブルの上に、クシャっとまとめて置いてください。
一見お行儀が悪く見えますが、たたんでおくと「おいしくなかった」とレストランに受け取られてしまうのです。

フレンチのマナーの本質

フレンチのマナーはまだまだあり、非常に複雑です。
覚えきれない場合も、緊張して間違うこともあります。
しかし大事なのは周囲の人に対する配慮です。
ですから多少カトラリーの使い方を間違えてしまったとしても、そんなに恥ずかしいことではありません。
本当に大切なのは大きな声で話をしたり、ガチャガチャと音を立てて食器を使ったり、くちゃくちゃと音を立てて食べたりといった、周囲の人に不快感を与える行動をしないようにすることです。
フレンチのマナーの本質は、そこにいる人たちに気持ちよく食事を楽しんで帰ってもらうためにあるのですから。

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